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2-8.コメント
2007 / 02 / 09 ( Fri ) 翌日は朝から上司のHさんと一緒に客先回り。昼にホテルに戻ってきて、昼食を一緒に食べようという話になった。Hさんはそのまま空港に向かい、日本行きの便に乗る予定だ。偉い人は忙しくって大変だよな。 ホテルの中華料理屋に入る。実は二人ともあまり食にはこだわらないたちだ。HさんはオーダーメイドのYシャツを着ているような人で、多分食べるものにも自分なりの拘りがあるのかもしれないけど、あまり自己主張はしない。メニューを見ても、どうぞお好きなものを、とか言って自分の注文はなかなかしないのだ。で、俺も食い物に対してはそんな感じなので譲り合うばかりで注文が決まらない。結局、ウエイトレスの小姐の薦めに従ってほぼ全ての皿を注文してしまった。 小姐が去り、料理が来るまでしばらく間があく。そういえばHさん、昨日はソバージュの彼女を持ち帰った筈だけど、その話は一言も出てこない。まぁそもそも昨日は俺の方がすっかり萎えまくって戦線離脱していたので、あまり自分だけ楽しんだ話をしたらまずいと思っていたのかもしれない。でも、折角の機会だし、俺のことを堅物だと思われても良くないので探りを入れてみることにした。 「昨日はどうでした」 「いや~」 とちょっと間があって 「あの娘、いくつくらいだったと思います?」 「え~、24,5才ですか?」 「22歳なんだって」 「へぇ」 でかい女って歳いって見えるんですよね、という言葉が喉元まできたがすんでのところで飲み込んだ。Hさんはそれに気づくことなく言葉を続ける。 「モデルやってたんだってさ」 「あぁ、背がすらっとしてましたもんね」 ばっくり開いたドレスの背中を思い出した。面積的には俺の背中よりも広いかもしれないと思っていたのだが、口には出さなかった。 しかしまぁ、事情を知らない人が聞いたら友達の話をしているくらいに思ったかもしれない。それほど、いやらしさの無いというか、欲望から距離を置いた話ぶりだった。いかにもHさんらしい話し方だと思った。 じきに料理が運ばれてきた。そういえば忘れてた。Hさんは食が細いんだった。180cmの痩身なHさんは、すぐに腹いっぱいになってしまって戦線離脱だ、でも、料理はというと、小姐の薦めでフルコース状態だ。昼間から死ぬ思いで平らげて、勘定をしたら、1,300RMBもとられてしまった。 まいった。昼に2万円相当食っちまったなんて、経理に何て言い訳しよう。 |
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by: * 2011/04/05 13:06 * [ 編集] | page top↑
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