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2-7.戦意喪失
2007 / 02 / 09 ( Fri ) さて、お相手をしてくれたその娘だけれども、少し歳がいってたみたいだ。 「あなた間違えたね。私みたいなおばさんを選ぶなんて。きっと暗くて見えなかったね」 明るさの問題じゃなくて、そもそも真面目に見て無かったよ。と思いながら 「何歳なの?」と聞くと 「60歳ね」 「えーウソでしょう」 「いや60歳ね」 もうそこから話が進まない。 やれやれ、どうしたものか。 ふと隣を見るとHさんがいい雰囲気だ。彼が選んだのは長身の女の子。背中がばくっと開いたドレスを着ている。ソバージュの髪ではっきりした目鼻立ちをしている。 「こういう商売だと、いろんなお客さんいるでしょ」 「そうね」 「嫌なお客さんだっているでしょ」 「もちろんいるよ」 「そういう時どうするの」 話、はずんでるみたいだねぇ。やや本音系のこの流れはいい感じじゃないですか。でも人の話を聞いていてもしょうがないよね、問題は俺の方だよ。 しょうがないのでカラオケを入れる。カラオケに来たんだから歌わなきゃね。少ない選択肢の中から歌える曲を入れると、歌ってる最中の画面がもうエロエロ。女の子がいきなり裸になって反り返ったりしている。すかさず隣の嬢(60歳)が耳元でささやく 「あなたエッチね。ワタシもコーフンしてきちゃったよ」 やめてくれよ、あんたは客が歌うたびにこの画面見てるんでしょうが。 しかし俺は何をしてるんだろう。考えてみたら昨日は北京でKTVだった。しかも連日、日式(日本式)で、げんなりしている。上司思いにも程があるってもんだ。まぁとにかく、飛行機でモノを盗まれたし、今日は厄日に違いない。 そんなこんなで、何も良い思い出がないまま上海初日の夜は更ける。 |
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