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2-3.発音相違
2007 / 02 / 09 ( Fri )
SH03

空港でいきなり小物を盗まれたことに気づき、やや落ち込みながらも荷物を引き、空港の外へ。暖かく湿った空気が馴れ馴れしく俺を包み込む。人の物を盗んでおきながらその馴れ馴れしい雰囲気は何だと、やや八つ当たり気味に頭の中でぼやきつつ、タクシー乗り場へ。しかし、同じ中国なのに北京と随分雰囲気が違うもんだ。

中国のホテルというのは国際チェーンでも中国語式の呼び名があるところが多い。シェラトンやシャングリラはそのままだけど、グランドハイアットは「君悦」だし、北京のスイスホテルは「澳港中心」(香港・マカオセンター)と呼ばれている。スイスホテルという呼び名もあるけど、スイスが中国式の発音で「ルイシー」になるので、結局スイスホテルと言っても通じない。

今回の上海のホテルはリッツカールドンなのだが、ガイドブックから写した中国語表記をどう読んでもリッツと読めない。こりゃ駄目だと思って、筆談用のメモ帳に書いて運転手に見せることにした。後で聞いたら、ポートマンと呼ばれてるんだそうだ。ビルの設計をしたおっさんの名前なんだそうだ。

タクシー乗り場まで来ると、係員が
「チュイナリヤ」
と聞いてくる。去哪里qù nǎliはわかるが、「ヤ」ってつけたっけ?とか思いながら、行き先の紙を見せる。荷物をトランクに載せてバックシートへ、運転手に
请往这里走 qǐng wǎng zhèli zǒu(チンワンジューリーゾウ)」
と告げながらメモ帳を見せると
「ああ?」
と聞き返された。行き先はメモ帳に書いてあるので、見ればわかるはずだ。彼が聞き返したのは、俺の言葉に対してだった。

発音が違う。

北京で聞かれる中国語と上海の中国語は違うのだった。概ね一緒なんだけど、訛りがある。俺の拙い中国語も、北京ではそれなりに通じてはいたんだけれども、上海ローカルの運転手には違和感があったらしい。

やれやれ、また発音はやり直しかよ。



03 : 19 : 58 | 筆談小姐2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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