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4-02.改造費用
2008 / 06 / 01 ( Sun )
4-02

夕方になり、本部長に連れられて繁華街に。何故か上司Mも一緒だ。どうも最近の流行らしい。
行った店はヘルスだった。ヘルスは本番はないんだけど、本部長もMも嬢を口説いてそれに持ち込んでいるらしい。

「こういう交渉ができてこそ本当の営業マンです」

と、本部長がおごそかに言い放つ。

なるほどこう仕切られたら負けず嫌いの上司Mが食付くわけだ。全然話が違うと思うんだけど、それを言うと逃げたと思われそうな気がする。それ以前に今回は本部長の奢りなので文句は言えない。

でも、この宿題は嬉しくないなぁ。俺営業マンじゃないし。

やがて店に入り、写真を選んで女の子を指定する。このあたりからは皆別行動だ。
しばらく待ってると嬢が出て来た。プロフィールにはほしのあき似と書かれていたが、かなり違う。でも、服を脱ぎ始めるとその豊満な胸が露わになった。ここは確かにほしのあき級かもしれない。だったらまぁいいか。

プレイを始めてしばらくしてから交渉開始。でも、簡単に断られてしまった。店のルールがそうなっているから、とか言っている。もしかして別途お金が必要なのかな、と聞いてみても、そういう話じゃない、とつれない返事。やっぱり無理だよなぁ。

あまりしつこく言わなかったので逆に印象は良かったのかもしれない。女の子の雰囲気に少し安堵感が広がる。この雰囲気に乗じて、俺は一つ質問をすることにした。

「この胸ってさ、もしかして整形?」
「・・そうなの!」

驚いたような声をしてこちらを見る。別に怒っているわけでもなさそうだ。

「よくわかったね?」
「いや、前の彼女が胸を整形してたのもんで。懐かしい感触というか。。」

変な話だが感触でわかったのは事実だ。あの独特の感触は忘れようがない。

「この仕事のために整形したの?」
「違う違う、もともと胸が全然なくて嫌だったからしたの」
「いくらぐらいかかるもんなのこれって?」
「120万」
「高っ!」
「そんなことないわよ。本当に私胸が全然なかったんだから、それが今じゃこれよ」

と、Fカップはあろうかという胸をゆすってみせる。

「自分に自信ができたんだから、安いもんだわ」

そんなもんなのかねぇ、と思いながら、ふと年末以降連絡をとっていない上海小姐のことを思い出した。今頃どうしているんだろう。連絡とってみようかな。

でも、整形で思い出したなんて言ったらまた話がややこしくなるよな。



4-02b



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