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3-10.再度上陸
2008 / 02 / 24 ( Sun ) 誕生日に朝駆けで電話をかけて大いに点数を稼いだ俺。 実際、この効果は劇的だった。 翌日からの彼女のメールの頻度、分量、そして内容までもが大きく変化したのだ。 1週間以上開いていた頻度は今や2,3日おき、量も数行ではなく画面半分ほどになった。例によって改行もスペースもないSMS調の書き方なので画面半分といっても結構な文字数になる。内容だって大きく変わった 「Honestly I want to learn Japanese, because of you, If I can get a general mastery of Japanese, I think I can know you more and better.」 (正直な話、日本語を習いたいと思ってるの。理由はあなたよ。もし日本語ができるようになったら、あなたのことをもっと沢山知ることができるもの) なんてことを書いてくる。隔世の感があるとはこのことだ。 中国人のラブレターは詩的なものになる傾向が強いそうで、今回の彼女の場合はラブレターかどうかはまだやや微妙だけれども、詩的な叙情表現も確かに増えてきた。 メールの返信を書くのは正直、かなりの手間だった。 叙情表現が続くメールは真意を理解するために何度も読み返えさなければならなかった。そこから返事を書くのだが、普通に書いてしまうと、何とも俺の文章は直裁的で味気がない。そこでまた文章を書き直す。書き直したものを改めて読んで赤面した。こりゃやりすぎだ、やり直し。 そんなこんなでメールを出すのはいつも夜半過ぎ。メールの頻度は2,3日おきだけれど、これ以上高い頻度だったらこっちが大変になるところだった。 彼女はPCを持っておらず学校の共有PCからメールしてくる。これじゃ面倒だということで、SMSサービスをいくつか試してみたけど、「メール送ったけど読んだ?」とSMSが来る程度であまり使い勝手は良くないようだった。 そうこうするうちに上海出張が復活した。今度は長期にわたって上海と東京を行ったりきたりだ。最初の出張は来月半ば。早速彼女にメールで知らせると、直ぐに大歓迎ムードの返信がかえってきた。楽しみに待ってるわ、だと、可愛いこと言ってくれるじゃないの。 出張の日が近づいてテンションが高まった頃、彼女からのメールの末尾に「I can’t wait」の文字。“私は待つことができません”と訳して愕然としたが、よく考えたら“待ちきれない”という意味った。 うーん、楽しみだねぇこりゃ。 そして出張当日。俺は期待を胸にボーイングに乗り込み、上海へ旅立った。 |
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