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3-21. 純愛電信
2008 / 03 / 24 ( Mon ) またもや願いは成就しなかったものの、何やら達成感はある。 なにしろ前回までとは確実に違う。脈があるぞ、というレベルじゃなく、確実に付き合っているレベルになりつつある。これで満足していいのか、と思う一方で、徐々にこの純愛路線になれつつある自分がいた。 *** 帰国すると早速帰国報告のメールを打つ。翌日になって返事が返ってきた。 おぉっ、改行している! 彼女の文体に大きな進化があった。今まではSMS調で改行もスペースもなかったのが、ちゃんと段落が作られている。一体どうしたわけだ。最初の話題は、俺がメールに2時間かけていることを聞いて大変驚いたという話。相当インパクトがあったのか、あるいは少し考えるところがあったのかもしれない。 前回会った時の会話を振り返る第一段落が終わって、次の段落は、「Actually, I have a lot want to share with you.」から始まる文章。期待感に胸が高まるが、そこから先が詩の世界に没入だ。 “人は普通自分を守るための鎧をまとっている、心を開くということは自分が丸裸になることなの。” うーむ、言いたいことは何となくわかるがと考え込む俺。彼女の文章はまだ続く。 “例えば私はお母さんの前では100%丸裸の自分になってしまうわ。そんな私が何をしようとも、どんな失敗をしようとも、お母さんは私をいつも暖かく包んでくれるの” 俺だって、君が目の前で丸裸になってくれたら、暖かく包んであげるよ。 と、ツッコミ半分で読む俺。だってなぁ、こんなの俺のキャラじゃないだろ。男にこんなもん書いて寄越すなよ全く。しかし、彼女のメールはまだまだ続く。 “True love lasts forever という言葉があるわ。もし、本当の愛を誰かと共有できたら素晴らしいことよね。” そして最後が、 “Hope one day our souls can touch each” 参りました。そうきましたか。これは詩的なラブレターだ。中国は学校で漢詩をしっかり教えてるのかな。しかし関心している場合ではなかった。何しろこれは俺宛なのだ。ということはつまり、返事をかかなきゃならない。一体どうやって? 結局俺は2日かけて苦心した挙句返事を書き上げた。内容は恥ずかしくってここにゃぁ書けない。俺もたいがい恥知らずな人生を生きてきたつもりだが、こいつは堪えた。 実際、人前でパンツを脱ぐよりも純愛な手紙を書くほうが恥ずかしいとは思わなかった。 |
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